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食品営業許可を取ってみよう

食品営業許可を取ってみよう

2021.08.24

みなさんこんにちは。
食品衛生管理者のわたなべです。

みなさん、一度は飲食店を経営したいと思ったことがあると思います。
小学生のなりたい職業の1位がYou Tuber 2位がラーメン屋 3位がプロサッカー選手 4位がカレー屋
というように、飲食店になりたい若者が増えています。

そんなご時世、飲食店を経営にするにあたっては、食品営業許可を取らなければなりません。

封がされた食べ物や飲み物をそのまま販売するには、特に許可等はいらないのですが、
コーヒーをカップに注いだり、盛り付けたりと少しでも人の手がかかると、許可というものが必要となってきますのでご注意ください。

1. 食品衛生責任者

飲食店を経営するにあたり、店舗にはかならず食品衛生責任者をおかねばなりません。

食品衛生責任者になるには、各自治体の講習を受ける必要があります。
受講すると上記のような看板と認定証がもらえます。
受講料は約10,000円程度です。

最近ではe-learning形式での受講もできますので、気軽に取得が可能です。

2. 申請に必要なもの

実際に申請するには、以下のものが必要になります。

・食品衛生責任者の資格を証明する書類等(原本)
・法人の場合は登記簿謄本
・水道水以外の水(井戸水等)を使用している場合は過去1年以内の水質検査成績書(コピー可)
・申請手数料(飲食店営業の場合、16,300円)
(以下は保健所よりもらえます)
・食品営業許可申請書
・営業設備の大要
・別紙1(設備の図面、事業所の見取り図)
・個人情報同意書
・従業員全員の検便
※1か月以内のもの、検便キットは保健所に置いてあります。

その後、現地調査

問題がなれれば、翌日より営業可能となります。

3. こんな間取り図は許可がおりない

ここで非常に重要なのが、厨房設備・配置になります。
施工してから保健所から許可がおりないということにならないよう、設計の段階から保健所と相談の上進めていくことが重要です。
取り扱う食品によって、若干条件が変わってきます。
また、管轄の保健所によっても指導内容が変わりますので、必ず管轄の保健所に相談することが望ましいです。

ここにダメな例をあげて、詳しく説明したいと思います。

某飲食店の店内と厨房の間取り図です。こちらでは保健所より営業許可はおりません。

どこかダメか皆さんはわかりますでしょうか?
ちょっと考えてみてください。

ザっと見たでけでも、4か所のNGポイントがあります。
厳しく見るともっとありそうです。

わかりましたか?
では、一つ一つ説明していきます。

×1.まず、トイレをお客様が利用するにあたり、厨房を通り抜けなければなりません。お客様が厨房内を通ることはNGです。
×2.お客様が利用しない場合でも、トイレを開けた先が厨房では許可がおりません。厨房とトイレが1枚の扉で仕切られているのはNGです。
×3.シンクの他に、従業員の手洗い用のシンクが必要になります。手洗い用のシンクがないのはNGです。
×4.食品や食器を入れる棚などは、必ず扉がついたものを使用しなければなりません。
△5. 取り扱う食品によっては、シンクが2つ必要になります。保健所の判断になりますので必ず確認しましょう。
△6. 取り扱う食品によっては、床に排水設備が必要になります。こちらも保健所の判断になりますので必ず確認しましょう。
△7. 床や壁は木製のものはNGとなります。木製の場合は耐水性のあるものを施工する必要があります。

上記を踏まえて改善した間取り図を下に示します。

・まず、トイレの扉の位置を厨房を通らない位置に変更しました。これでお客様も厨房を通ることなくトイレの出入りが可能となります。

・従業員も厨房から直接トイレにいくことはなくなりました。
※ノロウイルスなど糞尿から感染することが考えられますので、トイレと厨房の間には2枚以上の扉があることが義務付けられています。

・従業員の手洗い場を設置しました。
※また、2021年6月より、手を洗ったあとに蛇口を手で触ることはNGとなりましたので、自動水栓が推奨されております。(肘で開け閉めできるレバー式でも可)

・食品・皿などを入れる棚を扉の付いたものに変更しました。
※雑菌などが入り込まない対策です。

最後に

皆さん、いかがでしたでしょうか?

意外と知らないことが多かったのではないでしょうか?
一つ一つは理にかなったものなので、どうしても飲食店を経営したいという方は、こちらのブログを参考にしていただければ幸いです。

それでは。

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